皆さんのご家庭で出る家電ゴミには、以下の2種類があります。
●家電リサイクル法適応品
●その他の家電
この記事では、宮城県石巻市で家電処分できる場所や業者をまとめてご紹介します。2021年時点で家電処分できる業者を一通りまとめていますので、家電処分の方法で困っている方はぜひチェックしてみてください。
石巻市の家電処分方法を解説する前に、「家電リサイクル法」について軽く触れておきます。家電リサイクル法とは、別名「特定家庭用機器再商品化法」と呼ばれ、一般家庭や事務所から出たテレビ(ブラウン管・液晶プラズマ)や冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、エアコン、衣類乾燥機などの特定家庭用機器廃棄物が対象となります。
これらの廃棄物をリサイクルし、資源を有効活用するための法律です。該当の家電は「家電4項目」と呼ばれます。
家電処分の方法は、
「購入した販売店に依頼する」
「一般廃棄物収集運搬業者に依頼する」
「指定取引場所まで自己搬入する」
の大きく3つに分かれます。
それぞれ詳しく解説すると、
一つ目の「購入した販売店に依頼する」は、同品目の新しい家電に買い替える際に有効な処分の仕方です。「家電の回収」と言ったほうが適切かもしれませんが、例えば該当の家電を購入した家電量販店に引き取ってもらうケースなどがあげられます。町の電気屋さんや大型販売店やリユースショップなど家電を販売している店があげらます。ただし、必ずしもすべての店で対応しているわけではないため、電話で確認する方がいいと思います。
二つ目の「一般廃棄物収集運搬業者に依頼する」は、産業廃棄物以外の廃棄物を指す「一般廃棄物」を収集運搬するための許可を持っている業者に処分を依頼するということです。経済産業省の「あなたの家電処理の仕方は間違っている?」でも警告されていますが、原則として「無許可」の業者に処分を依頼するのは避けてください。
これは、無許可の業者に依頼した場合、法律を遵守した適正な処理が行われない可能性があるためです。実際にも「不法投棄」や「不適正処理や管理」による火災などの事例報告もされています。
三つ目の「指定取引場所まで自己搬入する」は、行政が定めた指定取引場所まで自ら家電を運んで処分してもらうことです。各地域で場所が指定されており、宮城県石巻市では「株式会社齋武商店」が定められています。
一つ目、二つ目にくらべてた時のメリット・デメリット
メリット
費用が安くおさえれ抑えられる
デメリット
書類の記入や運搬・搬出などを自分で行う必要がある。
家電ゴミを処分する際に必要となるのが、「家電リサイクル券」です。先ほどご紹介した、いずれの処分方法においても、家電リサイクル券に必要事項を記入しなければ処分してもらえません。
家電リサイクル券は販売店に用意されているケースもあるようですが、郵便局に行けば、家電リサイクル券は常備されているのでそちらに行くようにしましょう。
郵便局に出向く際は、処分する家電のメーカー名やサイズがわかる資料を持参するようにしてください。これは家電リサイクル券に処分する家電の情報を記入する必要があるためです。
※画像引用元:経済産業省「あなたの家電処理の仕方は間違っている?」
では、家電処分にかかる料金はいくらなのでしょうか。家電処分では、収集・運搬を行う業者に支払う料金に加え、メーカー別にリサイクル料金が決められています。2021年6月時点では、リサイクル料金の基準は以下の通りです。
※その他に車両費、人件費、運搬費等が別途で掛かります。
なお、こちらはリサイクル料金の目安になりますので、詳しくは各メーカー別に調べてから処分を検討するようにしてください。
それではようやくではありますが、宮城県石巻市で家電処分が行える場所や業者を一挙にご紹介したいと思います。全てを詳しく紹介することは難しいので、一覧の中より抜粋しております。
不要になった家電の収集・処分を依頼するには、一般廃棄物収集運搬業者の許可を得ている業者に頼む必要があることは先ほど述べた通りです。では、宮城県石巻市でこの許可を得ている業者はどれくらいあるのでしょうか。調べてみると、約30業者ほどあるそうです。
石巻市のHPで閲覧することができる「一般廃棄物収集運搬業許可業者名簿」を見ると、該当業者の一覧がわかります。ただ、一覧に掲載されている業者全てで家電処分に対応しているかというとそうではありません。宮城県石巻市で家電処分を行なっている業者は以下です。
いきなり手前味噌で申し訳ございませんが、この記事を掲載している「オガハン」も石巻市で活動する家電処分に対応している業者です。オガハンは宮城県石巻市・東松島市・登米市を中心に生前整理や遺品整理・不用品回収・不用品買取を手がけています。弊社は家電リサイクル協会加盟店及び一般廃棄物収集運搬許可会社と業務提携を結ぶことで、家電処分の業務を行なっています。
オガハンでは、基本的に家電回収は有料にて行なっていますが、家電の年式次第では無料回収を行う場合もあります。家電処分の回収費用の目安は以下の通りです。
※参考元:オガハン「家電回収」
※参考元:オガハン「有料回収」
河北クリーンセンターは一般家庭の不用品の回収や企業のオフィス移転等で生じる不用品の回収、そのほか故人の遺品整理などを行なっている会社です。石巻市一般廃棄物処理業許可第102号を取得しています。
会社HP内には目安の金額は書かれていませんが、年中無休でお見積もりは無料にて対応してくれるそうです(電話口での簡易的な見積もりも対応)。河北クリーンセンターでは、家電製品のほか、以下のような不用品回収が可能です。
●冷蔵庫●洗濯機●テレビ●エアコン●電子レンジ●扇風機●ホイール●コピー機●カーペット●ガスコンロ
●ソファー●健康器具●こたつ●本棚●学習机●じゅうたん●自転車●ファンヒーター●ベビーカー●ふすま
●カラーBOX●サイドボード●おもちゃ●衣類●オルガン●ダンボール●紙類(雑誌、新聞)
※参考元:有限会社 河北クリーンセンター
株式会社クリーン北上は、「資源循環コンサルタント業」「飼料および再生飼料製造・販売業」「一般廃棄物処理業」「産業廃棄物処理業」等を行なっている会社です。会社は石巻市にありますが、東北六県にまたがり不用品の回収に動いています。
会社のHPに「”誰一人取り残さない” 世界の実現を目指して」と企業のビジョンが掲げられており、昨今話題の「SDDGs(持続可能な開発目標)」にも積極的な会社のようです。そんなクリーン北上の家電収集・処分ですが、具体的な費用は掲載されていませんので、詳細を知るには問い合わせをする必要がありそうです。
※参考元:株式会社クリーン北上
ここまでご紹介した業者以外にも、石巻市HPの「一般廃棄物収集運搬業許可業者名簿」にはズラリと業者名が並んでいます。この中からインターネットで調べてみて、明らかに家電処分には対応していない業者を省いたリストが以下です。
石巻市の一般廃棄物収集運搬業者は、業種の傾向もあってか、HP等のネット上の情報が充実していないので、厳密には以下業者が家電収集・処分に対応しているかは判断しかねます。もし詳しく聞いてみたい方がいらっしゃいましたら、お電話にて直接聞いてみてください。
家電は指定の場所に自ら運ぶことで処分することもできます。運ぶ場所は大きく分けて「家電量販店」「リサイクルショップ」「行政が定める指定取引所」の3つです。
冒頭でもお話した通り、処分する家電を過去に購入した家電量販店で処分するかたちがよく見られます。該当の家電を購入してない家電量販店でも家電処分はできますが、どちらにおいても「家電リサイクル券」を事前に準備しておくことを忘れないようにしましょう。
宮城県石巻市にある家電量販店は、「ケーズデンキ 石巻本店」と「ヤマダデンキ テックランド石巻店」の2つです。家電量販店で家電処分を行われる際は、どちらかの店舗に運んでください。
処分を考えている家電は、実はリサイクルショップで売れる可能性もあります。「処分」という言葉の意味からはズレてしまいますが、家電はその時点での性能や品質次第では、リサイクルショップでお金に変わるかもしれないのです。
石巻市にある家電買取に対応しているリサイクルショップは、「Doki-Doki 石巻店」と「セカンドストリート石巻店」です。どちらも詳細の情報がHPにのっていませんが、「生活家電の買取も行なっている」と掲載されていますので、買取に対応してもらえるのではないかと思われます。念の為、家電を運ぶ前に電話で確認するようにしてください。
家電リサイクル法で処分方法が管理されている家電は、各地域で特定の取引所が定められています。宮城県石巻市では、「株式会社 齋武商店」が特定取引所となっています。
株式会社 齋武商店は創業100年を超える歴史ある会社です。自宅の家電を処分しに運ぶ際には、こちらも「家電リサイクル券」を忘れずに準備して持っていくようにしてください。そして、家電の引き渡しが完了したら、「支払い済みの家電リサイクル券の綴り一式」を家電処分の証明として持ち帰るようにしましょう。
最後に、所在地が石巻市以外にある一般廃棄物収集運搬業者についてカンタンにご紹介したいと思います。例えば、同じ宮城県の仙台市から石巻市まで収集に来ることができる業者や、全国展開している業者などが該当します。
「楽ちん君」は宮城県仙台市を中心に宮城県の幅広いエリアに対応している業者です。不用品回収以外にも引越しのお手伝い、遺品整理、ゴミ屋敷の清掃なども行なっています。料金プランは回収する荷物の量によって変わるそうです。
※参考元:楽ちん君
「株式会社パートナー」は宮城県仙台市にある、引越運送や引越に付帯するサービスを行なっている会社です。中心の事業は単身者を主とした引越し業務で、業界でも指折りの低価格のプランで提供しています。
そんなパートナーは、引越しに際して発生する不用品の買取・回収も事業として行なっており、家電リサイクル法の対象となる「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」「衣類乾燥機」の回収にも対応しています。
※参考元:株式会社パートナー
記事でご紹介させていただいたように、石巻市の家電処分の方法は買取も検討すると非常に多くの選択肢があります。記事を読まれた方のなかには、「結局どこで家電処分すればいいの?」とますます困惑された方もいらっしゃるかもしれません。
確かに選択肢自体は多くありますが、処分する人がもっともラクをするなら、やはり、回収業者に自宅まで来てもらうのに越したことはありません。私ども「オガハン」をはじめ、回収業者に頼めば、自宅から特に動かず汗をかかず家電処分を行うことができますよ。
もし、直近で家電処分をお考えなのであれば、「回収業者」のご利用をご検討していただけると嬉しいです。
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