実際に依頼した遺品整理の内容
性別:66歳男性
依頼した業者はどんな業者か:遺品整理専門業者
間取り:4LDK
費用:45万円
亡くなった方との関係性:実母
亡くなってから依頼するまでの期間:2年後
遺品整理で実際にかかった期間:2日
仏壇、人形などの供養:私が作業前に、持ち帰りましたので、業者は実施なし。
長い間、誰も住んでいなかった古家を売却することになりました。もとはといえば、その古家は私の実家で、私も成人するまでそこで育ち、私の両親は最後は病院で亡くなりましたが、おととしまで、その実家に住んでいて、私にとっては思い出の深い家ではありました。住人がおらず、その後に住むという人もいないので、売却することに成り、不動産屋に相談に行きました。古家ということで、そのまま。ここに住むという人はいないという返事をもらい、売却するならば土地だけにしてしまうことがわかりました。その為に、取り壊しをすることに成りました。だから、自然とその前に遺品整理をして家の中を空っぽにすることが必要だったのでした。
私は、それまで、遺品整理はしたことがありませんでした。あるのは、同じような経験で車を売るときに一括見積もり査定をかけたことはありました。それで、会社の人で遺品整理をしたことがある人に相談することにして、色々と聞きました。その人は色々と教えてくれました、①あまり安いところはやめておいた方が良い②出来たら「遺品整理士」という有資格者がいる方が良い ③回収、買取、供養などサービスをHPに掲げているところが良い・・ということでした。
何とか、遺品整理業者が決まった後は、取り敢えず、写真とかアルパムとかの思い出の物と金目のものについては、事前に現場から引き上げて換金するということを、極力心がけました。ただ自分で買取の店とかに持ち込んでも自分で思うほど高く現金化することは出来ませんでしたし、そこまで持ち運びするのに、車で移動し、駐車場費用を払って離れた買い取り店まで運ぶということになると、あまりうま味がないということに気が付きました。それと、痛切に感じたことがありました。
明らかに、換金のうま味がない、あるいはまったく現金化は望めないが、十分に使えるものが、遺品の中にあります。それが専門の作業員の手によって、チリ芥のように扱われて廃棄処分になるのは辛いものがあります。基本的に何らかの記憶は有るものが多いので、作業をじっと見るのはいい気がしませんでした。ただ「これも捨てていいんですか」と作業途中で都度確認してくれるので、安心感は高い業者さんでした。私が遺品整理を依頼した業者の買取品というものは20点ほどありましたが、全て合わせて5万円ほどでした。最初の見積もりから、その分を差っ引いて最終的に払うことになりました。
また、その遺品整理業者は、極安を売りにしているわけではなかったので、見積もり査定をくれた会社の中でも真ん中くらいでした。しかし、全国展開している会社でしたので、作業時の隣家への挨拶、清掃等も一通りはこなしてくれたので、助かった記憶があります。遺品整理した後も、多くの場合、そこに新しい人が越してきたり、売却したのすることが大半なので、近隣との関係は世間で思われている以上に大切だからです。