実際に依頼した遺品整理の内容
性別:59歳男性
依頼した業者はどんな業者か:遺品整理専門業者
間取り:1LDK
費用:約15万
亡くなった方との関係性:祖父
亡くなってから依頼するまでの期間:2日後
遺品整理で実際にかかった期間:半日
仏壇、人形などの供養:あり
遺品整理を自力でやろうという考えは、すぐに覆りました。当事者になってみて初めて分かったことですが、例えば箪笥を処分するにしても、見た感じ以上の重量で、ゴミ捨て場まで運び出すことができないと思ったからです。苦労して移動できたにしても、決まった曜日にしか捨てられません。もちろん処分するのは箪笥だけではありませんから、自力の遺品整理をすぐに諦め、専門の業者に依頼しました。
私の住まいから飛行機と列車、そしてバスを乗り継いで丸一日かかる老人ホームで一人暮らしをしていた叔父が急逝し、身寄りがなかったことから、小さい頃から可愛がってもらっていた私が、死後の処理をすることになりました。仕事の関係で、滞在期間が限られていたことから、事前に施設側に事情を話し、通夜や葬儀、焼骨場などの手配を代行していただけたものの、遺品の処分だけは私の判断が必要でした。また、施設と提携してる遺品整理の業者のスケジュールが合わず、現地に到着してからの遺品の処理だけが不安でした。ただ、明日と明後日の2日間の休みは確保していたことから、最悪の場合は、施設のスタッフに手伝ってもらい、軽トラをレンタルして自力でどうにかしようと考えていました。
2年くらい前の叔父からの手紙には断捨離中ということでしたが、室内には生活に必要最低限のテレビや冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電、食器棚や箪笥が並んでいました。また、唯一の趣味だった絵画の鑑賞は継続していたようで、お気に入りだったと思われる風景画が1点、センス良い額に入れて壁に飾られていたほか、版画が2点と抽象画が3点、箱に入れて押し入れに仕舞われていました。正直に言うと、施設に到着して叔父の部屋に一歩足を踏み入れた瞬間に、自力の作業を諦めました。そして、すぐにスマホをネットに繋ぎ、遺品整理の業者を探しました。じっくりと検討する時間がなかったことから、サイトが見やすく、料金表の明細が書かれていた業者に依頼しました。
翌日の午前中、業者が到着して間もなくすると、遺品整理業者に頼んで正解だと思いました。現場を一目見るなり、私の要望を聞きながら、分担を決め、作業を始めたかと思うと、荷物が次々と運び出されたからです。知らないうちに部屋の壁やエレベーターに傷が付かないようにでしょう、しっかりと養生もされていました。作業は完璧な清掃も含め、午前中ですべてを完了。業者に頼んだメリットは、スピーディーな作業のと、もうひとつが買取りでした。あまり期待していませんでしたが、テレビと冷蔵庫が対象となり、特にすべての絵画に高値が付きました。思わぬ出費が多かっただけに、負担が減って助かりまりました。
デメリットを挙げるとすると、費用が高かったことです。時間が限られていたことから、じっくり比較検討することができなかったのが原因です。施設と提携している業者よりも2割くらい高かったのは分かっていたものの、後から調べると地域の相場よりも3割増しでした。